早大人間科学部eスクールとオーストラリアのオンライン教育
パラキャリ:一人でお出かけとクライミング付き添い
昨日土曜日は早稲田大学人間科学部eスクール(オンデマンド通信教育)の入学説明会@メルボルンに行ってきました。
実は母校なので私が入学するわけではないのだけど、将来的に必要かもしれない(息子たちの進路)し、人科がどうなってるかな〜と。
学科名が変わってもやっぱり人科。
楽しそうなことには変わりなかったです。
昔はスポーツ科学科も一緒だったので、学部内他学科の科目取れまして。
私はダンス概論とか、スポーツ医学といった科目も勉強しました。
日本の大学は科目がたくさんあるのが良いですね。
人科は400科目あるとのことです。
オーストラリアだと、一学期に取れる科目はたったの4科目。
4科目なんてつまらなすぎ!!
4x2x3=学部(卒論なし)だと、たったの24科目しか勉強できません。
日本の大学のレベルを見下す人が多いけど、オーストラリアでもいろいろ勉強してる私には、日本の大学の方が良いと思ってしまいます。
多くの人は学部入学=高校卒業見込み向け、と思ったかもしれません。
実はeスクールは社会人にこそ、オススメしたいんです。
自称「好奇心旺盛」という海外永住組のあなた!
人科でオンラインで勉強してみてはどうですか?
オーストラリアの大学教育も、大学によってBlackboardとかCanvasとか、便利になりましたね。
私がオーストラリアで継続的に学校に通うようになったのは2011年からで、2012年にはもう講義は録音(場合によっては録画)されてアップされるから、講義に出なくても家で好きなように(倍速にしたりして)聞けたし、小問題はオンラインで回答するようになってたし、小論文課題提出なんてTurnitinなどの盗作防止ソフトを通して(設定があれば)、オンラインで23:59までに提出すればよかったし、Face-to-Faceのはずの科目でも、実際には出席しなくてもオンラインで課題やってれば単位取れたり。(看護系は看護協会の規定で8割対面授業の出席が義務付けられてましたが。)
文系の科目は余裕でオンラインだけで勉強できますね。
語学でさえも。
私は2012年にQLD州の某大学の中国語クラスを取ってました。
オンラインだけど対面授業に出てるのとほぼ同じ環境でした。
当時既に、Zoomみたいなソフトで先生と世界各地在住の生徒が繋がって。
ライブ感あるので、もう対面授業いらなくない?って思ったものです。
(セミナーするにも実技なしで話すだけなら講師・参加者の実移動は必要ないと思いますね)
看護などの実技を伴う課程は対面が必須でしょうが、ブレインワークの科目だったらオンラインで済みますね。
それでもオーストラリアでは大学教育は一大産業で、オーストラリアに滞在する膨大な数の留学生のおかげで経済が成り立っていたりします。そして留学生はオーストラリアに滞在することで得られる卒後のビザもありますし。
メルボルン市内はもう留学生用アコモデーション(マンション)の建設ラッシュ。
至る所で工事してます。
話を早大人科eスクールに戻しますと、もし私が人科を卒業してなかったなら、確実にeスクールに入学してるだろうと思います。もし日大文理学部とか埼玉川越の大学とかに受かって、早稲田に落ちてたら。
2015年くらいからずっと、私は大学院レベルで研究したいことがあって、私のテーマを受け入れてくれる先生を探しています。
オーストラリアは大学の数自体が少ないし、リサーチはテーマが認められれば学費免除になるので、できれば修士号はオーストラリアがいいかなぁと思っていますが、とにかく先生が見つかりません。
でも、もしかしたら私のテーマに興味を持ってくださる奇特な先生が早大人科にいる?と気づき、早速動き始めました。
今年始めた翻訳・通訳の勉強は、私の衰えた日本語ボキャブラリーや言い回しなどを思い出すのにとても役に立っています。
移住してから15年、日本の新聞とかほとんど読んでないので、表現力が乏しくなってるんです。もちろん英語もしっかり勉強しないといけないし。
それでもこうやって先が見えてきたら、いまいち本気になれなかった英語の勉強も頑張れる気がします。
最後になりましたが、今回eスクールの説明会で在学生としてお話くださった、シドニー在住の60代紳士のお話には本当に元気をもらいました。しかも修士号に進学なさるそうですよ!
学ぶことに年齢は関係ないですね。
私もまだまだいける!
出会いに感謝です。
オーストラリアのクライミング事情2018 日本人コーチ募集!
今朝はひどい雨!
と思ったら、午後には晴れていたメルボルンです。
昨日オーストラリアのクライミング事情を投稿しました。
よくよく読んでみたら、「オーストラリアの」というよりは
ビクトリア州の、って感じになってましたね・汗
なので、今日はほんとにオーストラリアのクライミング事情について。
オーストラリアは州によっていろいろとだいぶ違います。
スポーツ全般に関しては、人口比に対して、
QLDとVIC州が、NSW州よりも盛んです。
水泳でオリンピック選手を多く輩出しているのは、QLDとVIC州。
クライミングに関しても同様で、QLDとVIC州の選手の層が厚いです。
と言っても水泳とクライミングは桁が2桁違うと思います。
基本的にスポーツクライミングの競技人口が少ないので、州大会以下の地区大会はありません。
州大会、そして全国大会です。
ダーウィンのあるノーザンテリトリー準州では州大会は開催されません。
SA南オーストラリアですと、日本でボルダリング中級など経験者が参加すれば、簡単に入賞できると思います。
ただ、競技人口が少ない分、続けていく子ども・ジュニアの数も限られています。
小学生でクライミングを始めて、高校卒業まで競技を続ける子はごくわずかです。
というか、そのごくわずかな子が世界レベルになったりするのは、オーストラリアでは普通です。
スポーツに関しては(多分他の領域も)少数精鋭なオーストラリア。
最近、小学6年生の女の子で、クライミングを始めて数ヶ月の子が、初めての全国大会(リード=トップロープ、ボルダリング、スピード)のユースCでいきなり表彰台に上がりました。
彼女はうちの息子たちと同じジムのトレーニングに通っていましたが、ナショナルレベルのジムのコーチにスカウトされて、車で1時間半のジムに週2回通い始めています。
彼女の今後の活躍がとても楽しみです。
QLDやNSW州にも、全国レベルの選手を抱えるジムがあります。
ただ、クライミングは個人レベルなので、親が教えるのでなければコーチが必要になります。
うちの子はいい素質を持ってると思うんですけど(親バカ?)、スカウトされなくて。。。
日本のクライミング経験者、あるいは現クライミングコーチで、未来のオリンピック選手を育てる夢を持ってるクライマー、絶賛募集中です。
日本に比べたらうちの息子たちのレベルはまだまだですが、あと5年後にはどうなるかわからないと思ってます。
20代ですとワーホリビザで来豪し、仕事ができます!
英語ができなくても大丈夫です。我が家で教えます。
メルボルン生活、食事や住まいも提供できると思います。
このブログをみた方や関係者さん、いつでもご連絡ください☆
オーストラリアのクライミング事情2018
今日は予報通りの強風。
でも冬なのに、なぜか生暖かい風が吹いてました。
今日はオーストラリアのスポーツクライミング事情について。
スポーツクライミングは2020年東京オリンピックから公式種目になります。
なぜかキーワードが「ボルダリング」に切り替わります。
スポーツクライミングは3種類あります。
リードクライミング
スピードクライミング
日本のボルダリングジムの多さといったら、半端ないです。
私の埼玉の田舎の実家や生家の周りにもそれぞれ2、3軒あるんです。
オーストラリアでは以前からアウトドアのロッククライミングは盛んでした。
世界的にも有名なのが、ここビクトリア州のMt Arapiles。
Rock Climbing at Mt Arapiles, Natimuk, Victoria, Australia
数々のクライマーが登りに来ています。
でもインドアジムは本当に数が限られてます。
ボルダリングは半径20キロに1軒あるかないか。
マップの印には子ども向けのプレイセンターも含まれてます。
もともと木登り大好きな子が多いオーストラリアですが、スポーツクライミングがオリンピック種目になって、少しずつインドアでもクライミングする子どもの参加数が増えています。
マップにマークされたジムの半分以上は、クライミングジム兼子どもの誕生日パーティの会場としても営業してます。そこで楽しんで、じゃぁ週1回グループトレーニングを受けてみようか、という流れです。
日本に比べてボルダリングジムのジムポリシーは緩いです。
日本のボルダリングジムって「土足厳禁」厳しいですよね。
オーストラリアではもちろん土足が基本。
そして土足のところに裸足の人も、靴下の人も当たり前。
このジムは比較的広く、ゆったりしてます。
シティ(メルボルン市内)の端にあるジムHardrock Climbingはビルの一角に。
狭くてゴミゴミしてます。子ども自体ほとんどいないかな。
写真のジムは、オートビレイが8台もあり、下でロープを掴んで安全確保するビレイヤーが不要。トップロープも数が多くて充実してます。
リードクライミングももちろんできますし、スピードクライミング壁があるので州大会や全国大会の会場になったりします。
オーストラリアのスポーツクライミング競技人口は、よく言えば少数精鋭。
オーストラリアというのは面白い国で、競技人口が少なくてもこの国でエリートは世界でもエリートということが多々あります。
現在オーストラリア代表として東京オリンピックでの活躍が期待されてる注目クライマーは、オシーことOceana MacKenzie
うちの息子たちと所属ジムは違うけど同じビクトリア州で、彼女のママが州のユースチームを盛り上げていこうとリーダーシップを取っていて、私も微力ながら手伝わせてもらってます。
そして上記サイトの右に出てくるAngieは、白石阿島ちゃん同様、The North Faceのスポンサーを持ってて、アウトドアクライミングではオーストラリアトップレベル。
男子の方は同じくビクトリア州のイケメン、Ned Middlehurstがオリンピック強化選手。
OceaとNedは所属ジムが一緒で、将来がとっても楽しみな二人です。
オーストラリアのクライミング事情については、定期的にアップしていこうと思います。