何が治癒・快方へ導くのか?
前回の記事でリンクしたどらねこさんのブログで見つけて、ちょっと気になったのでこれまたリンクしておきます。
私事ですが、発達障害児の母です。息子の二次障害がひどくて私はプライベートではかなりネガティブになり、確かに藁をもすがる気持ちというか、何かに頼りたくなりました。私の場合はかたっぱしから関連の本を読むことと、同じような悩みを持っている方のブログをみることで救われましたが、ホメオパシーが発達障害に効くならぜひ実践したいという母親の気持ち、ホメオパシーを実践したら自閉症の子どもの症状がよくなったと感じるのは非常によくわかります。
ただ、症状が改善したのは、ホメオパシーというよりは母親の心が子どもを変えたと言えるかもしれません。特に、自閉症というのは不安感が根底に絶えずあって、発達が遅かったり問題行動が起こるので、私自身、自分の態度を改めてABAセラピスト養成コースを受講して子どもと深く関わるようにして、彼の不安を受け止めてやるうちに劇的に変化しました。別に薬や他のセラピーを利用したわけでもなく。
だから思うのです。
今まで子どもに関心がなかったのに、ホメオパシーに限らず何かをきっかけにして母親や養育者の態度が変わって雰囲気がその子を受け止めてあげるようになったなら、子どもは安心し、症状がおさまるようになる、と。
私は当事者でありまして、私自身も息子の症状に対して、頼んでいないんですけれども、善意から、でもけっこう熱心にホメオパシーを勧められたことはあります。他にも、学校のカウンセラーからはバイオメディカル治療を勧められ、予約まで取ってくれそうになったり。皆さん、善意からというのはわかっています!でも、本質的なことをわかってくれていません。。。
正直言って、私は自分が実践している鍼灸が◯◯を治したとか、◯◯セラピーは◯◯に効く、とか、◯◯ヒーリングが・・・何か特定のことが治癒させるとは思っていません。ただ、そのときの縁で、その特定のことがワークしただけで。
治すのはその人。心です。。。