オーストラリアの通常医療・代替医療・看護・介護について+趣味

メルボルン発、仕事や勉強、ボランティア活動、クライミングと子育てブログ

マインドの力とマインドコントロール

ABCの番組、Redesign my Brain という番組があります。

http://www.abc.net.au/tv/programs/redesign-my-brain-with-todd-sampson/

パーソナリティToddが脳を書き換えて(redesign my brain)、

信じられないチャレンジをする、経過から結果までを追います。

彼の番組がやらせではないと仮定すると(テレビですから可能性は否定できません)、

彼は本当に脳を書き換えて、彼のそれまでの限界を大きく超えてしまいました。

この番組をみたとき、マインドの力はすごいなぁと思いました。

※マインドの力は脳を含むダイナミックなエネルギーだと私は思います。

私自身もこの人生で信じ難い奇跡的と思える出来事がありましたし、

日本だとお正月の新春隠し芸大会では芸能人の出演者が猛特訓の末に

すばらしい芸を披露してくれますし、有り得ない話ではないと思います。

この番組の例は極端ですが、私たちは誰でもマインドをコントロールすれば

変わりたいと思えば脳を変えられるし、すごい能力を発揮することが出来ます。

良いマインドコントロールは人を自立、「私はできる」へと導きます。

いわゆる能力開発で人は変われます。

一方、マインドコントロールは悪い方向へも使われます。

というか、本当の意味でその人のためにはならない使われ方がほとんどです。

依存性のある人、暗示に弱い人をマインドコントロールするビジネス。

一見人々のために見えるけれども、実は人々を搾取している。

特に代替療法業界に多いです。

私がクライアントさんの「マインド」の力を使うとしたら、

マインドコントロールは良い方向に。

皆さんが人として健康に自立する方向に進んでいただきたい。

例えば鍼灸ではたまに受けにいらしていただくのはいいのですが、

改善した方には1ヶ月も前からの予約はおとりしません。

理由は、1ヶ月も前から予約を入れると、健康で過ごしていらしても

予約日の数日前になったら具合が悪くなりました、とかよくあるからです。

私にはクライアントさんの健康への自立を妨げているとしか思えません。

辛くもないのに予約を入れる必要はないです。

体調管理のためとかいって、継続して施術を受けに来ていただく。

継続して摂ってもらう。

代替療法業界では当たり前のことですが、エグジットポイントがない。

それでは薬が止めれない通常医療と同じになってしまいます。

代替療法は人々のマインドコントロールの力、

治りたい力を借りてこそ成り立っていると思います。

少なくとも私は人々のマインドの力を良い方向に導いて

健康になっていただくお手伝いをします。

代替療法に頼らないエグジットポイントを設定しましょう。

当治療室では、まずセッションの前に私がご説明しています。

症状がでているお体には理由があります。

そして症状がでない、治ったお体にも理由があります。

それが施術のビフォー・アフターです。

お体の形が変わると心が変わるし、心が変わるとお体も変わる。

私は幸い心理カウンセラーではなく東洋医学施術者なので、

身体に触れて心身を良い方向に変えていくお手伝いができます。

代替療法はそもそも通常医療に不安が強い人、信じやすい人が

多く受診なさいます。

そういった人々に依頼される、頼られる仕事だからこそ、

依頼されすぎず、人々が真に自立していただけるよう努めます。

マインドコントロールの力を善用しなければと強く思います。