Vic州公立学校の清掃予算削減にAUSらしい発想
先日のラジオ番組の話題。
ソースはここ。
https://www.education.vic.gov.au/school/teachers/management/finance/Pages/srpref028.aspx
オーストラリアの学校には日常の掃除に、清掃業者が出入りしています。
リスナーからの意見には、
州からの予算削減なら、子どもたちや父兄が掃除すればいい。
日本の子どもたちは教育の一環で毎日掃除をしている。
子どもたちに掃除をさせるべきだ。
という、まぁ日本人からみれば常識的な意見もありました。
オーストラリアの街中にはゴミが多いです。
それは、ゴミはゴミ箱に、とか、ゴミ拾いの教育や習慣がないからかもしれません。
ランチの後にゴミ拾いくらいさせるべきだと思います。
その一方、この予算削減に対してオージーがけっこう普通に考えることは、、、
清掃労働者が仕事を失う!問題だ!
ラジオでは、契約時間が減らされて、生活が苦しくなったという清掃業者の声も多々きかれました。
清掃の仕事が減ることは、彼らにとって死活問題。
知的障害のある息子さんの労働時間が減らされて、憤ってるお母さんからのコールも。
なるほど、オージーはそういう風に考えるんだ〜、と勉強になりました。
でも決まってしまったことには、前向きに対処するしかないですよね。
ちなみに学校の清掃業者の仕事の代表例はこれ。
Steps to.com.auより
リーフブロワーで、枯葉を飛び散らせる。
例えば、校庭の200mトラック(って一体どんだけ時間かかる?)や校舎の端っこなど。
日本人なら枯葉を掃き集めて肥料にするなり、捨てるなりしますよね😅
これで枯葉を吹き飛ばしただけで、とりあえず見た目きれいになります。
今までの予算配分は、少人数の学校には不利だったらしい。
(我が家の子どもたちが前に通った学校は全校で200人に満たず、子どもたちがゴミ拾いして、清掃業者を見かけたことがなかった)
オーストラリア(特にVic州)の公立学校の校長は、一社の社長と同じ。
校長によって制服の有無、カリキュラムも違うし、校風が様々。
予算削減は校長の腕の見せ所。
なかなか興味深い、ラジオの話題でした。