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祝!世界遺産Budj Bimまでのガイドと現地通訳ガイドします!

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たくさんの人に知っていただきたいメルボルン情報には、バナーをつけることにしました。どうぞよろしくお願いします。

 

大学の選択科目の一つ、環境と文化。

 

ビクトリア州の地形とアボリジナル文化に関する科目です。

 

この科目の必須フィールドワークで、4泊5日でバジビムの勉強をしてきました。

 

20代学生に混じって、一人アラフィフ学生の私でした笑

 

でも、みんなと楽しく、充実した5日間を過ごすことができました。

 

先生2人、そしてエルダー(長老)アンティM、知識豊富なレンジャーのみなさん。

 

日本人と縁がある方々もいて、ご縁を感じました。

 

このフィールドトリップは、地形とともに生きてきたアボリジナルの人々の、悲しすぎる歴史に直面することも意味しました。

 

亡くなった私たちの先祖に黙祷を捧げます。

 

※オーストラリアの先住民は、Aboriginal and/or Torres Strait Islanderの人々(Peoples) です。(現在は「アボリジニ」が差別的表現として認知されていますので、言わない、使わず、アボリジナルの人々と言うようお願いします)

 

※オーストラリアの先住民はトラディショナル・オーナー(伝統的な土地所有者といった意味)で、アボリジナルの人々だけでなく、クィーンズランドの最北、トレス諸島の人々も含みますが、ビクトリア州政府は「アボリジナルの人々」という表現を使っています。

 

 一口にアボリジナルの人々と言っても、実際にはたくさんの言語・地域グループに分かれています。

http://nationalunitygovernment.org/pdf/aboriginal-australia-map.pdf

 ちなみに現在のメルボルンのあたりは、Woiwurrung (メルボルン市内あたりはWurundjeri(スペルは微妙に色々・ぅわるんじゅり)の人々がもともと住んでいました。彼らもうなぎを燻製にしていた跡が残っています。

 

 

さて、日本人に馴染みがあるアボリジナルの人々の生活の場は、アウトバックでしょう。

 

乾いた赤土。たまに湿地帯。

 

でも、オーストラリアは広い。

 

ビクトリア州が他の州とかなり違うのは、火山でできた大地だということです。 

 

その一見ゴツゴツの、しかし肥沃な大地にできた湿地帯に、アボリジナルの人々は狩猟採集でノマドでも、農耕で定住でもなく、水産で定住していたんです。

 

世界遺産Budj Bimバジビムは、Gunditjmara(グンディジュマラ)の人々が住んでいた湿地帯にあります。

 

自然の地形を活かした技術で高度な文明(文化よりは文明だと言える技術を持っていた)を築いていました。

 

数万年前(公式には6000年前となっているが、実際にはもっと前)のその技術が現存するんです。

 

その文化的景観が、2019年7月、世界遺産に登録されました!

 

しかもその技術というのは、日本人にお馴染みの魚の水産養殖!

 

 

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https://vfa.vic.gov.au/education/fish-species/short-finned-eel より引用

 

 

 

 

その証拠が貝塚やうなぎ養殖の計画的な設計から見て取れます。

 

 

 

メルボルンから近づいていくと、昔、火山が噴火した名残を見ることができます。

気象庁によると休火山とか死火山という言葉は今は使わないらしいですし、将来また噴火する可能性は否定できません。)

 

グレートオーシャンロードに行く道中に見えるんですが、メルボルンが火山地帯だと気づいている人はどのくらいいるでしょうか?

 

あまり詳しく書くとドライバーガイドのネタがなくなってしまうので、この辺りで。

 

 

世界遺産のバジュビム現地では、火山の名残のユニークで広大な風景とグンディジュマラの人々の文化に触れ、おなじみのコアラやワラビー、カンガルー、ハリモグラのほか、ブロルガ(オーストラリアの鶴)などの野生動物にも遭遇できます。

グンディジュマラの人々が案内してくれるツアーが催行されています。

 

こんな経験ができます。

今回撮った写真から少しだけ。

ブロルガや黒鳥もたくさんいましたが、遠くてうまく撮影できず。

風景はぜひ現地で見ていただきたいので、控えさせてもらいます。

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上の写真と下の写真は別の場所です。

 

道路沿いにこんな感じの物体↓があったら、それはハリモグラ

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野生のコアラ(かなり間近で見れる可能性大)

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国家登録遺産、そして世界遺産のうなぎ養殖などが見学できる(一般公開)

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ビクトリア州西部にある某洞窟を見た図(洞窟から見える絶景は、ぜひ現地で!)

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メルボルン、あるいはアバロン空港から世界遺産バジュビムまでは、私の会社(ちゅうどう)の知識豊富なオージードライバーガイドがご案内します(私の通訳付き)。

そして現地で世界遺産バジュビムツアーに参加する際にも、ご要望があれば私は通訳としてお手伝いします。

 

お問い合わせは、 ahappiermedium@gmail.com Yoshiまでお願いします。