VCE(高校卒業試験)の結果(1科目だけ)
カテゴリ:メルボルン
長男が先日受けた心理学のVIC州高校卒業試験=VCE=大学受験の結果が届きました。
かつては活字の新聞に名前が公表されたものですが(今もかな?)、今時はオンラインですぐに結果を調べられます。
VCEは、11年生と12年生の2年で大学受験用に選んだ6科目を履修して、学校の成績と最後の統一試験の結果を総合した成績が科目ごとに出ます。
科目の一覧はこちら
それをいろんな科目の平均点や科目間の不公平をなるべく無くし、全員が同じ土俵に立てるよう数値化したのがATARエイター、99.95が得られる中での最高値。
ATARは生徒それぞれ選んだ科目(英語1科目は必須、絵、音楽、第二外国語、数学などなど)によって計算が違ってくるので、計算してくれるウェブサイトが便利。
モナシュ大学のATAR計算サイト
https://www.monash.edu/study/atar-calculator
試しに使ってみるとわかるけれど、数学が2科目入ると、同じスコアでもぐんとATARがよくなります。
上記の計算サイトの使い方は、科目を選び、VCEの各科目の結果=Study Score(スコア)の数字を赤い四角に入力。
VCEの各科目の結果は50点満点で、44以下が全体の95%を占める。
今回、長男が10年生・11年生で履修した心理学、スコアは40点代でした。
最初は本人もあまりよくわかってなかったのですが、心理学を選択した生徒の上位10%に入るようです。
ぶっちゃけ、心理学の教科書を見せてもらったら、大学生並でした。
私が大学で勉強した内容を、長男は大学に入る前に知ってる・・・汗
長男の大学受験は来年12年生が本番です。
彼が選択している全部の科目で心理学と同じくらいの点をとると、ニュースに出るくらいになるっぽいです。がんばれ〜
ところで、最近のメルボルン大学、高卒入学生向けにGraduate Packageなんていうのがあって、びっくりしました。
ATARで所定の好成績をとると、「XX学部+OO職業修士/博士パッケージ」の入学許可を得てしまえるそうです。
XXに入るのは科学や工学(エンジニア)、OOに入るのは、法律(弁護士)や歯科(歯科医)、理学療法(理学療法士)だったり。
今時は学部を出ても就職がないのが当たり前になっているし、中国人やインド人留学生が高いATARをとる(数学を2科目選択して高得点をとるとATARが跳ね上がる)ので、勉強ができる留学生に大学院職業修士課程終了までの長期ビザを与えて、永住権を取りやすくさせる?
市民、永住者に上記のパッケージが有利なのか、もう少し調べてみようと思います。